SSブログ

Maruduinoの基本パーツの組み立て1 [組み立て]

組み立てを行います。
と、その前に、、、Maruduinoのパーツリストとかご覧いただければ判りますが、やたら部品が多い。フル実装だと私でも半日位は掛かってしまいます。
これはしんどいので、できれば必要な時に必要なだけ実装する事をお勧めします。
では、第一目標としてお約束のDIGITAL13のLEDチカチカから。

Img_2008.jpg まずはArduinoボードを搭載できるようにします。Arduinoボードを搭載するのは、基板左上のこの位置になります。
通常いっぺんに全ての部品を実装するなら、実装時に背の低い部品から順番に行うのがセオリーですが、部分的に実装して行く方針なので、その辺は無視しています。
Img_2010.jpg とは言え、部分部分では、実装時の背の低さが順番に影響を与えます。このブロックではダイオードがそれです。ピンセットで足を適切な間隔に折り曲げ加工を行って実装して下さい。
Img_2011.jpg イメージとしてはこの様になります。まだピンヘッダーの半田付けは行っていません。
シングルラインのピンヘッダーなので、半田付けする際、不安定となってしまいます。そこで、、、
Img_2013.jpg 先にArduinoボードにピンヘッダーを挿してしまいましょう。
Img_2014.jpg この状態でMaruduinoベースボードの所定の位置に差し込みます。
まず足の一箇所を半田付けして、上手く出来ているか確認します。問題が無ければそのまま四隅を半田付けしてしまいます。四隅を半田付けしてしまえばもう滅多な事では外れたりしませんので、じっくり全部の足の半田付けを完了させてください。
Img_2016.jpg 次は電源LEDです。いざと言う時にあると安心できます。
実装位置は基板下側になります。
Img_2018.jpg 抵抗をこの様にピンセットを使って折り曲げて置きます。折り曲げた足の間隔は約5mmです。大体抵抗本体から0,5mm~1mm程度の位置で折り曲げます。ちなみにこの抵抗のカラーコードは橙橙茶金です。
Img_2019.jpg LEDの足の長さと、アノード、カソードの位置を十分に確認してください。電源LEDの場合はこの様な足の位置関係となります。
Img_2020.jpg 単に抵抗をランドに指しただけでは、半田付けする際に裏返した場合、落っこちてしまいかねないので、裏から指でしっかり押さえた状態で、足をピンセットでしっかりつまみ、上方向に強く引っ張りながら広げます。
こうすると裏返しても落ち難くなります。
Img_2021.jpg LEDも抵抗と同様に足を広げて落ち難くして、半田付けを行います。
Img_2033.jpg LEDチカチカする為にLEDを実装しましょう。ところでこの基板のLED周りの回路ですが、一つのポート(Arduinoの入出力端子)でLEDの点滅、またはスイッチの入力が行える様になっています。例えばポートを出力に設定し、digitalWriteでHIGHを書けばLEDが点灯、LOWならば消灯です。また入力として設定すると、スイッチが押されていない時はdigitalReadではLOWが見え、スイッチが押されるとHIGHが見えます。必要な抵抗、LED、スイッチを実装して下さい。
各抵抗のカラーコードですが、100Ωの抵抗は茶黒茶金、10KΩの抵抗は茶黒橙金、220Ωの抵抗は赤赤茶金です。
Img_2022.jpg LEDの足の向きはこの方向となります。
Img_2025.jpg Maruduinoでは、Arduinoボードの各ポート(信号線)は直接LEDやLCD、スイッチ等には接続されていません。代わりに中継用のシングルラインソケットヘッダーに全ての信号線が接続され、そこから必要な回路にジャンプワイヤー等を使って接続する事となります。
写真はソケットヘッダーです。四角い穴にジャンプワイヤー等を差し込む事となります。
Img_2024.jpg またまたシングルラインの半田付けです。そこでちょっと工夫をしてみましょう。基本パーツセットの中には、2列14ピンのピンヘッダーが同梱されています。これを使ってシングルラインソケットヘッダー2個を連結してしまいます。まずは基板中央やや上のCN5とCN14です。こうする事で半田付け時に安定させる事ができます。
Img_2026.jpg まずは一箇所だけ半田付けして状態を確認してください。ピンが浮いていたり、斜めになっていたら半田を盛った足にこてを当て直して修正します。綺麗に半田付けできたら対角上のピンを半田付けして安定させ、そこからは落ち着いて全部の足を半田付けしてください。
Img_2027.jpg 次にこのソケットヘッダーの左隣のCN2を実装しますが、やはり2列14ピンのピンヘッダーを写真の様に使ってCN2を固定してしまい、その状態で半田付けを行ってください。
同じ手順で右側にあるCN3、CN1とCN7。CN6とCN12を半田付けしてLEDチカチカ用の部品の半田付けは終了です。
Img_2028.jpg ジャンプワイヤーでもよいのですが、単芯線を適切な長さに切ってワイヤーストリッパーで剥きます。22と数字が書いてあるところで剥いてください。
Img_2029.jpg 接続は、DI13(DIGITAL13の意味)と、
※基板上に白い文字で”DI13”と書かれています。
Img_2030.jpg SW1への配線となります。 ※基板上に白い文字で”SW1”と書かれています。
Img_2031.jpg 基板を直接机の上などに置いて、うっかり電源ショートとかしてしまうのを避ける為に、基板付属のスタットスペーサーを必ず付けましょう。
Img_2035.jpg では所定の位置にArduinoを差し込んで、exampleのdigitalのblinkを転送してみてください。電源LEDが点灯している事、無事にLEDが点滅していればOKです。


ITRONプログラミング入門―H8マイコンとHOSで始める組み込み開発

ITRONプログラミング入門―H8マイコンとHOSで始める組み込み開発

  • 作者: 濱原 和明
  • 出版社/メーカー: オーム社
  • 発売日: 2005/04/25
  • メディア: 単行本



Arduinoをはじめよう

Arduinoをはじめよう

  • 作者: Massimo Banzi
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2009/03/27
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



Prototyping Lab ―「作りながら考える」ためのArduino実践レシピ

Prototyping Lab ―「作りながら考える」ためのArduino実践レシピ

  • 作者: 小林 茂
  • 出版社/メーカー: オライリージャパン
  • 発売日: 2010/05/27
  • メディア: 大型本



nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

Dr.Valley

学徒動員を経験したかのような老兵と初老の私とで半田づけにかかりました.
貴殿の問題ではありませんが,マルツさんの採用されたダイオードは辛い!.
灰色の背景に銀色の表示は+-の識別に苦労しました.
こんな実装間違いをしそうな部品があるのだと老兵は言ってました.
私も確認するためにテスターを利用しました. マルツさん工夫箇所ですね!?
貴殿に感動!!
常に苦労していた点に目が覚めました,,
シングルソケットの実装の曲がりなどで,涙していましたが,ピンヘッダを入れてソケットを着ければいいんだっと,,,我ながら恥ずかしさもありました,,,
老兵が戸惑うました!これってどこのこと???
ワイヤーストリッパーの前後で写真の展開が飛躍していることの疑問だとわかりました.
最初の画像では,背後にマトリックス上のシルエットがあるので,arduinoよりのソケットだとわかります.
ところが,ワイヤストリッパ後画像は,異なっています.
テストのための配線箇所がわからない!という意見でした.
初老の私も戸惑いましたが,背景の写真から,LEDを着けた側のソケットの部分かと,それで初老は,そちら側のソケットの半田もこなして前進できました.
さて,次はLED点灯テストです.
でも,貴殿の写真は鮮明で参考になります.深謝申し上げます.
つまらないコメントで申し訳ありません.

by Dr.Valley (2010-08-07 09:49) 

hamayan

すいません、確かに写真の背景と説明が一致し難いところがありますね。

まず工作段階で一気に写真を撮ってしまい、説明をつける段階で良さそうな写真を選択しているので、若干背景が異なっていたりします。

よろしくお願いいたします。

by hamayan (2010-08-07 15:01) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。